紡がれる 言の葉
とあるコンサートで
もしかすると、私の書いた「言の葉」を
とある方が朗読してくださるかもしれない。
それで、急ぎ送ってほしい、ということだったので
この3年の間に書きためていた詩を
何編か送ってみた。
申し出てくださった方は
以前から、私の詩が好きだ、と言ってくださっていた。
そのコンサートで、
果たして使えるものがあるのかどうか…
わからないけれど…
とても光栄なことだな、と思う。
パソコンのファイルを開いて
少し驚いた。
この3年で
書き連ねていた「言の葉」たちは
100編を超えていた。
もっとも…
数があればいいってもんでもない。
大事なのは、
これらの「言の葉」が
誰かの心に届くかどうか…だ。
読み返してみて
送るのを、ほんの少しためらった。
普段の私の歌からは
もしかすると…
想像もできないような「言の葉」もあるかもしれない。
送った後で、すぐにお返事がきた。
「今後、これをちゃんと作品にしたいね」
中学の頃から、ずっと書いてきた。
いつか、
この、私の分身たちが
誰かの心に届いてゆくこともあるだろうか。
それは
ちょっぴり嬉しくもあり、
ちょっぴり照れくさくもある。
何のために書く？
…それは、何のために歌う？…という質問と同じ。
書かずにいられないから。
歌わずにいられないから。
だから、私は
これからも書き続け、
それから…
これからも
歌い続けるだろうと思う。
今夜は、目黒の『ブルースアレー』のステージに立つ。
私が書いた「言の葉」ではないけれど
私の心の中のフィルターを通った「言の葉」に
耳を傾けに…
どうぞ、いらしてください。