« 祈り☆ | メイン | 今宵アルゼンチンの風を…☆ »

おばあちゃんの孫

うちのおばあちゃんは85歳。

おばあちゃんと、昨年91歳で亡くなったおじいちゃんのおかげで
従兄弟同士、仲がいい。

家族や友人、仲間たちも財産だけれど
従兄弟・従姉妹たちも宝物だ。


先々月、従兄弟のMクンが突然電話をくれた。

「あのなあ、皆でおばあちゃんに
温泉旅行をプレゼントしてあげん?」


このひとことで、「孫会」なるものが出来上がり
Mクンをはじめとする、「おばあちゃんの孫たち」8名(+伴侶たち^-^)は
「孫会」のサイトを作り、ああでもない、こうでもない…と
おばあちゃん&娘3名(我々の母君たち)の
温泉旅行を企画し始めた。


デザインの才能のあるHチャンが
おばあちゃんに旅行プレゼントの賞状(?)を
作ってくれて、可能な限りの孫が皆、
清音のおばあちゃんの元に集い
旅行の話をした。


初めは、母や父たちにも内緒で
孫だけで進めた企画。

怪我をした後だったので、おばあちゃんが
果たして、泊まりがけの旅行を受け入れてくれるかどうか…
ドキドキした。


賞状を渡す時、私は『夢てらす』でリハをしていたので
おばあちゃんの傍にいられなかったけれど、
それはそれは、嬉しそうな表情だったという。


11/12に、無事、「おばあちゃん&娘3名」の温泉旅行決行。


翌日、母からこんなメールが届いた。

『紅葉がとてもきれいで、おばあちゃんも大喜び。

 素敵な宿に着いて、お部屋に入ったら、
 大きな花束が孫連合会よりメッセージ付きで・・・。
 
  温泉でゆっくり疲れを癒してください。
  正月に集まりますのでよろしくお願い致します。

 と。

 檜の露天風呂がお部屋に付いていました。
 何回もお風呂に入り、伊勢海老懐石をおなかいっぱいいただきました。
 大山の雪もバッチリ見えました。

 とてもよいお天気で4人とも大満足。
 感謝、感謝です。
 有難う。』


Mクンのおかげで、おばあちゃんへのプレゼントは
大成功だった☆


今朝、昨日作った歌詞を読み返しながら
空を見上げたら、飛行機雲が目に入った。

昨日から繰り返し聴いている、ピアノの音色に
心を傾けながら、ふと、おばあちゃんのことを思った。


85歳のおばあちゃんの存在は、
こんなにたくさんの孫たちを、幸せな気分にしてくれている。

私は元気がなくなると、
おばあちゃんの顔を思い浮かべながら
「もうちょっと、がんばってみようかな…」
という気になることも多い。

そう言えば、『パリ祭』でお世話になっている
石井好子先生も、芦野宏先生も80を超えていらっしゃる。

その先生方の歌に、私たちは
何度も勇気づけられ、時には胸を打たれ
涙を流す。


果たして、自分がその年齢になった時…

大切な誰かを、包み込めるような…

そんな女性でいられるだろうか。

そんな歌が歌えているのだろうか。

言の葉を綴りたい…と思えるほどの
感受性を持ち続けていられるのだろうか。


80歳までには、まだ少し時間がある。

それまで、しっかり修行しなくちゃ…だわ。


大切な人たちを精一杯、愛して

大切な歌を、心いっぱい歌って

大切な想いを、書き続けてゆきたいな。


それがもしかすると、
生きている証…なのかも…


なんて、11月の晴れた日に思う、おばあちゃんの孫一号…

でした☆


ではでは、今宵『パウケ』でね♪

About

2006年11月24日 13:30に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「祈り☆」です。

次の投稿は「今宵アルゼンチンの風を…☆」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。