3/29「女ごころ」

昨日パウケに来てくれた理恵ちゃんからメールあり。
理恵ちゃんによると、2年ぶりの再会だったみたい。
月日が流れるのは、なんて早いんだろう…。
私は2年間、いい年齢の重ね方をしてきたかな?多分、してきたと思う!
だって、2年前の自分より、今の自分の方がうんと好きだもの。
前よりずっとポジティブになった。

先日、初めてお会いしたお客さまから「失礼ですが、おいくつですか?」と聞かれた。
私は聞かれると嘘をつけないので、だいたい応えることにしているけれど、
その時はこう応えた。
「どうしても私の年を聞きたいですか。必要ならお応えしますが?」ってね。
彼にも、歌にも、私の年は関係ないもの。
彼は「すみません」と言ったけれど、別に謝るようなことではないと思う。
謝るくらいなら、聞かなければいいし、ね。

年を重ねることが、前より嫌ではなくなった。
だけど、女心はやっぱり、ちょっぴり複雑なのよ。
「いいお天気ですね」と言うのと同じような気持ちで、女性の年齢を聞かないでほしいわ。
お見合いじゃないんだから…。
どうせ聞くんなら、年の数だけピンクのバラを持参してちょーだい!
それくらいのセンスがあれば、笑顔でお応え致しますわ。
そう思いません?女性の皆さま???
覚えていてね、紳士の皆さま。



3/28・II「1ドルのプレゼント」

毎年2回ほど、シカゴからJohnさん親子が「パウケ」にやってくる。
今回は仲良しのAliceは来なくて、弟のTommyだけ。
Johnさんに「Aliceは?」と聞いたら、誇らし気にトレーナーの胸についているロゴマークを
叩いてみせた。
見ると、大学のロゴ。「え?もう大学生?」と驚いてしまった。
AliceもTommyも、本当に幼い頃からパウケに来ているので、身内でもないのに感無量だ。

Tommyはとにかくヤンチャ坊主で、よく私たちを手こずらせた。
その彼も今では16才。すっかりおとなしくなったけれど、相変わらず人なつこい。
アメリカン・フットボールか何かをしているらしくて、身体は大きい。お父さんに似たんだね。

その彼が、最後のステージの前に私のところにやってきた。
レジに飾ってある「ami amour」のCDを指して、「amiの?」と聞いてきた。
私はうれしくなって「そうだよ〜、私のだよ〜!」と言ったら、Tommyがズボンのポケットの中を
ゴソゴソし始めたの。
それから折り畳んであった1,000円札を数枚取り出して、私に差し出してくれた。
一瞬、何のことかわからなかった。
「え?…Tommy、買ってくれるの?」と訪ねたら、彼はコックリうなずいた。
「え〜、いいよー。プレゼントするよ」と言ったら、レジにいたオーナーのトシさんが
「ダメ!ちゃんと買ってもらいなさい!」って仰ったので、有り難く頂戴しました。

私にとってのTommyは5〜6才のイメージのままだから、少し心苦しかったのだけれど…。
そうしたら、3枚目の1,000円札と一緒に1ドル紙幣が1枚出てきたの。
Tommyはそれも一緒に、何も言わずに笑って渡してくれた。
「ありがとう」を何回も言って、ステージに乗っかった私。
譜面台の上に置いた、クシャクシャの1ドル札を見ながら、うるうるしてしまったよ。
この1ドルは大事にとっておこう。

少し疲れが出ていて、4回目のステージが終わった時点でグッタリしていたのだけれど
ゲンキンなもので、心のエネルギーが満ちてくるのが自分でよくわかった。
最後のステージ、幸せ気分で「La vie en Rose」を唄っていたら、目の前にいた2組のカップルが
手を握りあったり、肩を組んだりし始めた。
きょうもいい一日だった。



3/28「Happy Birthday ! 」

「パウケ」に着いたら、フロアーマネージャーのWernerさんが「友だちが来てるよ」と
教えてくれた。
はて…友だち???と客席を覗いたら、見覚えのある女の子の顔が。
以前、パウケにきてくれたバイオリンを弾いている理恵ちゃんだった。

1ステージを終えて挨拶に行くと、お母さまとお姉さまの幸恵さんを紹介してくれた。
3人共、とても品のいい女性。
お母さまと幸恵さんは、パウケが初めてだったそうで「こんなにいいお店があるんですね」と
しきりに感激してくださって、こちらまで嬉しくなってしまう。
幸恵さんに、「いつも妹から、あみちゃん、あみちゃんと聞いていたので、お名前だけは
よく存じ上げていたんです。」と言われ、照れる私。
理恵ちゃんが前にパウケに来てくれたのは、バイオリンの先生とだったから
もうかなり前のことになる。
その間、ずっと忘れないでいてもらえたことがうれしい。
何度もお店に電話をしてスケジュールを確認してくださったらしい。

お母さまがこう仰った。「きょうは娘の誕生日なんです。お祝は何がいい?って聞きましたら
あみさんの歌がいい、って申すものですから…でも、私の方が楽しんでしまって。」
この言葉に私はすっかりノックアウト。幸せ〜。
控え室にいたら、ウェイトレスのあやちゃんがやってきて「彼女、感激して泣いてるよ」と
教えてくれた。
次のステージで「Happy Birthday」を唄ったら、やっぱり理恵ちゃん、涙がポロリ。
ステージ前の鏡にちゃんと映ってたよ〜。理恵ちゃん、感激屋さんなんだね。

歌手っていいもんだなあ…。



3/27「タンゴとワインでゴキゲン!」

夕べの荻窪「嗣」は皆で熱く燃えました。
お店は決して広くないので、4人のオルケスタが並ぶと圧巻!
前のお席に座られた方は迫力だったでしょうねえ。

私以外に3人の女性メンバー…ということで、間違えて「女性タンゴバンド」という
キャッチコピーが付いていたので、ベースの田邊さん…お気の毒でした。
ウッドベースよりはるかに大きい、おヒゲの田邊さんは、まるでバイキングのような風貌。
女装してもらう訳にもいかなさそうです。

お客さまのSさんがしきりに「ダリエンソよりピアソラの方が難しいんじゃないの?」と
ご質問なさっていましたが、それぞれに難しさは同じだと思います。
アンコールでも演奏した「パリのカナロ」を聴いていただければ、やっぱりダリエンソって
大変なんだなあ…ということがよくわかります。
バイキングの田邊さんも凄かったよ〜!

バンドネオンの幸恵ちゃんの真ん前で唄わせてもらいましたが、背中いっぱいに皆の音が
伝わってきて、もう〜最高!
「ミロンギータ」を唄いながら「気持ちい〜」と思っていたら、ピアノの由美ちゃんも
「これ、気持ちいい〜」と言ってくれてました。
バイオリンの亜希ちゃんが帰りがけに「タンゴってやっぱり難しい!」とひと言。
本当にそうですね。でも楽しいよね。

いらしてくださったお客さまたちから、「きょうは本当によかった」というメールを
いただきました。その上、5/2(金)にトリフォニーホールである我らが母体
「西塔祐三とオルケスタ・ティピカ・パンパ」の、コンサートチケットのお申し込みも
早速あったようです。ありがとうございます。
4月は26日(土)に自由が丘の「ラ・リュ」で、28日(月)に荻窪の「嗣」で
また「チコス・デ・パンパ」のライブがありま〜す。今度のバイオリンは江藤有希ちゃんです。
どうぞ、お楽しみに!

終わった後、お客さまからワインを2本もいただきました。皆、その時が一番いい顔だった!?



3/24「誕生!Chicos de Pampa」

今週は2日続けて、荻窪の「嗣」に出演させていただきます。
楽しみで仕方ないけれど、お客さまがいらしてくださるかしら…と少し不安。
でもねでもね、二日共それはそれはおススメなんですよ!

まず、明日(25日)…先月に引き続き、山口陽子さんとご一緒させていただきます。
山口さんはパワフルで、それでいて非常に色っぽい方です。
いろんな引き出しを持ってそうな方なので、今度は何が飛び出すのかしら…と
わくわくします。
ピアノは2/3のSTBでもご一緒だった砂原さん。
砂原さんファンの歌手仲間が結構いるんですよ。
「想いの届く日」をこよなく愛していらっしゃるロマンティストさんです。

明後日(26日)は、新企画!
何年か前から、アルゼンチン・タンゴの「西塔祐三とオルケスタ・ティピカ・パンパ」の
メンバーとして唄わせていただいております。
総勢11名のオルケスタなんですよ。迫力です。
大ベテランの方と若手と、ちょうど半々くらいのオルケスタなのですが、その若手たちで
小編成のオルケスタを組ませていただくことになりました。

先日、西塔祐三さん宅に伺って、奥さまでもいらっしゃるスペイン語の玖美子先生に
名前を付けていただきました。
「Chicos de Pampa -チコス・デ・パンパ-」誕生!という訳です。
ピアノの宮沢由美ちゃん、ベースの田邊和弘さん、バイオリンの永野亜希ちゃん、
(バイオリンは2名いるので、交代で。来月は江藤有希ちゃんです)バンドネオンの川波幸恵ちゃん
と私の5+1名です。
とにかく一度、聴いてみてください!
バイオリンの家野さんを初め、ベテラン先輩方が本当によく面倒をみてくださっているので、
どんどん吸収していっているようです。

「Pampa」の分身なので、ダリエンソのスタイル中心ですが、これからいろいろ取り組んで
いくのではないでしょうか。
(ダリエンソというスタイルは、非常に難しいんですよ。オルケスタの皆、ふうふう言ってます。
私は、ただただ尊敬の眼差しで皆さんを見つめております。)
タンゴの仕事をしたい!って皆が強く思っていたのですが、嗣のママのお計らいで
それが実現したんです。
先週リハーサルをしましたが、皆の想いは熱いですよ〜〜〜。

是非、「Chicos de Pampa」の輝かしいデビューを聴きにいらしてくださいね。
当日は玖美子先生も応援にいらしてくださることになっています。
へなちょこスペイン語にならないよう、心して取り組みます。
私もタンゴを8曲、唄うことになっています。お楽しみに…。



3/23「各々の想い」

先日、ネオ・ムスクの窪田さん(石井好子さんのマネージャーでパリ祭の制作を
されている方)のご希望で、「亀さんのシャンソン丸かじり」でお馴染みの
「亀さん」を事務所にお連れ致しました。
亀さんのHPをご覧になって、どんな方なのだろう、と気になっていらしたのですって。
(興味を持たれている方、結構いらっしゃるんですよね)

それプラス、「銀巴里」情報の誤りがとても気になっていたそうです。
豊富な資料をプレゼントされた亀さんは、本当にうれしそうでした。
亀さん曰く「このページは自分一人で作っている、とは思っていないんです。
きっと間違いもたくさんあるだろうから、どんどん指摘してほしいのだけれど、
皆さんなかなか言ってくださらなくて…」だそうです。
他にも気が付かれた方は、亀さんに連絡して差し上げてくださいね。
きょうの資料を参考に、少しずつ直していきたい…ということでした。
でも、なかなかあそこまで出来る方はいらっしゃいませんよね。
「有名になった方の資料が残っているのは当然だけれど、皆さんの
軌跡をちゃんと残してあげたくて」という亀さんのお気持ち…知りませんでした。

「パリ祭」についてのご意見も、いろいろおありだったようですが、窪田さんが
石井好子さんがどんな想いで、今のスタイルの「パリ祭」を
作っていらっしゃるのかを穏やかに、そしてちょっぴり熱く(?)お話されていました。
それを聞かれて亀さんも多分、石井好子さんの想いを何か感じとられたのでは
ないでしょうか。
私がそのことに触れるのは、生意気だと思うので、
ここでは省かせていただきますが、とても有意義な話し合いだったと思います。



3/21「世界共通」

戦争反対のデモ行進で、あちこち人が溢れている都心の中で
銀座ヤマハも人が溢れていました。
そう、きょうは「Consolation 5」発売記念、店頭コンサートでした。
正直、あれほどたくさんの方が聴いてくださるとは思っておりませんでした。

作曲者の水島裕さんのトークを交えて、ピアニストの豊島裕子さんと3人で
和やかなステージをお贈りできたと思います。
唄っていくにつれ、お客さまがどんどんこちら側に近付いてきてくださる感覚が
水島先生にも私にもわかる30分でした。
水島先生曰く「ステージとお客さまが一体になれた感じでしたね」

風邪気味だったこともあって、朝から猛烈に緊張して顔がこわばっていたのも、
すっかり忘れてしまえたひと時でした。
サイン会も無事に終わり、皆さまに感謝申し上げます。

見ず知らずの方がほとんどでしたが、興味深かったのは
外国の方がご夫妻で1枚ずつ、CDを買ってくださったこと。
奥さまがスイスの方、ご主人さまはポルトガルの方だそうです。
聴いてくださっている時から、ニコニコしてくださっていたので気になっていました。
う〜ん、Merci beaucoup! & Muito obrigada! です。
先生の「心」は、世界共通なんですね、きっと。

さ〜て、明後日の日曜日は八王子SOGOです!
がんばるぞ〜。

そう言えば、アメリカ大使館の前はすごいことになってましたよ。



3/20「明日は銀座ヤマハへ!」

ついに、ヤマハでの店頭ライブです。
明日はどんな方たちに会えるのでしょう?
水島裕さんの作品を、どんどん好きになってきている私。
聴けば聴くほど、唄えば唄うほどに「いい曲だなあ」と感じます。
1月に発売になったばかりの「Consolation 5」…お気に召してくださった方が
結構いらっしゃるとか?
これは私にとっても、ピアニストの豊島さんにとってもうれしいことなんです。
とにかく一度、聴いてみてください!!

15時から30分だけのステージですが、終わった後、サイン会があるそうです。
CD、売れるといいなあ〜。
日曜日は八王子のSOGO・3Fで唄いま〜す。(14時からと16時からの2回)
2日共、いらしていただけたら嬉しいです〜。多分、いつもより緊張してる…。

ちなみに今夜は六本木の「ギャラキシー」出演日です。
お待ち申し上げております。



3/19「尊いひと時」

黄色の八重咲きチューリップ「モンテカルロ」が満開の我家。
最近お気に入りの花屋「Garcia」で買ってきました。

昨日、フランス語の授業の後で、友人のひかるちゃんと急遽ランチ・デートが決定。
お互いに時々、無性に会いたくなります。
ひかるちゃんは笑顔の美しい女性。いつも元気をもらっています。
ほんの僅かの時間ではありましたが、楽しく過ごすことができました。
食事は「TAVERNA J-1」というイタリアンなお店で。
「ずわいがにのクリームソース」&「ウニのクリームソース」パスタが二人をごきげんに
してくれました。
パスタなら1日3食でもいいくらい好きなのですが、ここのはかなりの高得点!
フォカッチャもおいしゅうございました。
最近、食べてばかり…です。食欲の春、なんてあるの?

夜は「ヴィラージュ」で笠原千恵美さんたちと温かい時間を過ごしました。
前々からお願いしていた「桃の実いかが?」という千恵美さんのオリジナル曲を唄っていただいて
またまたじんわり。いい歌ですよ〜。
千恵美さんの唄っていらっしゃる姿を見ていたら、「今」という時が、とても尊く感じられてきました。
「今」だからこそ、大切に生きたい、「今」をしっかり感じたい…そんな風に思えてきます。
千恵美さんのまっすぐな瞳に出会うと、背筋がピン、としてきます。

世の中では、終わりのない闘いがまた新たに始まろうとしています。
異国から聞こえてくる「平和のために闘う」というメッセージが、心の中で虚しく響きます。
暴力は何も生みません。お互いに…。
まるで、時計の針が急いで過去に戻ろうとしているよう…。



3/18「ヴィラージュ」

本日の「ヴィラージュ」は久々に笠原千恵美さんとご一緒です。
千恵美さんとは、むか〜し一緒に山登りをしたことのある仲なのです。
山桜が綺麗な季節でした。
沖田弘二(字、合ってるかな)さんと3人で登ったのですが、今思うとおもしろい
組み合わせですよね。なつかしいなあ。

千恵美さんのオリジナル、私は結構好きなんです。
以前、ペタさんこと佐藤風太さんも「なかなかユニークな歌を作るよね」と
褒めていらっしゃいました。
今夜は何を唄ってくださるかしら。

夕べの「バルバラ」は満員御礼状態でした。
皆さま、ありがとうございます。
若林圭子さんとの共演は、初めてではなかったようです。
でも、3年前のこと…気持ちにゆとりがなかったのか、全く覚えていなかったんです。
ヒドイですね、私…。
いやあ、素敵でしたよ。かっこいい。
豊島さんから「あみさんと正反対の声の方ですよ」とお話を伺っていたので
楽しみにしておりました。

昨日は豊島さんとご一緒したCD「Consolation 5」の中から、4曲選んで唄いました。
マダムの千葉美月さんが、水島先生の曲を絶賛してくださったので、とてもうれしい。
金曜日の銀座・ヤマハ店頭ライブ、がんばらなくちゃ。

終わった後、豊島さんたちと「うまや」へ。
これがまたおいしいの何の。ものすごく高そうな門構えなんだけれど、驚くほど
リーズナブルでした。お豆腐なんて、何もつけないで食べる方がおいしいくらい。
豚シャブ、杏人豆腐もおススメです。
きょうはいい声が出るかしら。でも、衣裳が入らなかったりして…。

では「ヴィラージュ」でお目にかかれますように…。



3/17「きょうはバルバラ」

今夜の「バルバラ」では、久しぶりにピアニストの豊島裕子さんとご一緒です。
あと、確か初めてご一緒させていただく若林圭子さんと。
フォトグラファーのくみちゃんが、白黒の写真(先月撮影したもの)を持ってきてくれるそうです。

先日、実家にカラーの方の写真を持って帰ったところ、祖母は「どれもええなあ」と
褒めてくれたのですが、祖父ったら「全部同じじゃなあ!」とページをめくる度に言ってるの。
参った。
「おじいちゃん、よく見て!ほら、こっちは目を閉じてるでしょ、でもこっちは見開いてるでしょ。
でもって、こっちは全身、こっちは半身でしょ。」
と訳のわからない説明をする自分も、何だか情けない。
くみちゃんに申し訳ないなあ。
いろんな表情を撮ってもらったのに、ね。
白黒があったら「ほら、こっちはカラー、こっちは白黒」と言い兼ねない私です。
あ、でもそれなら祖父にもわかるかしら。

「バルバラ」にどうぞいらしてくださいませね。
30才以下は¥3,000ですよ(スープ&お飲み物1杯付き)。但し身分証明書が必要です。
お待ち申し上げております。



3/16「小さな泥棒」

近頃、連続してベランダのハンガーが狙われている。
犯人はカラスだ。
きょうは、ブルーのお気に入りクリップ付をヤラれた。
これはかなり悔しい。
早朝から狙ってきたりするから、追い払う元気もない。
針金ハンガーで巣作りをするんだよね、彼等…。

何年か前の3月の朝、カーテンをサ〜ッと開けた瞬間、凍りついてしまったことがある。
当時、狭いベランダに20鉢以上の花を育てていた。
数日前に買ってきた色とりどりのジュリアンやデージーなどを植えて、毎朝楽しみに
眺めていたのだ。
ところが…!

その日、ベランダに目をやると、花がな〜んにも残っていなかった。
泣きそうになった。
慌ててベランダに出てみると、全部ちぎられている。
咄嗟に、カラスのイタズラだと思った。
もう憎いの何の…。
でも、しばらくして、それはカラスの仕業ではなかったことが判明。
春がもうすぐそこまで来ていながら、食べるものが何もなくて困っていた(多分)
少し大きめの鳥が食べてしまっていたのだ。
なんて言う鳥なのか、わからないんだけれど。
ひよどりとかその手の感じ?

食糧難には同情するけれど、何もうちのを食べなくたって…とやっぱり太っ腹にはなれない私。
それ以来、しばらく金銀色したリボンを鉢に張りめぐらせて、鳥から可愛い花たちを守ったのだった。

そう言えば、ある時なんて鉢の土の中から、食べかけのパンが出てきたよ。
あれはカラスだよね、絶対。
どうせなら、財宝を隠しておいてほしかったな。



3/15「ハイカラさんに贈る別れの曲」

もう何年伺わせていただいているのでしょう…。
今年も山陽学園大学・短期大学の卒業式に訪れました。
朝から生憎の雨。袴やお着物の卒業生たちがちょっと気の毒。

タクシーで学園に乗り入れると、見慣れた小さな池が迎えてくれます。
ここの卒業生ではありませんが、毎年のこの光景に、何だか自分もここで学ばせて
いただいていたような気になります。

馴染みの校舎の階段をのぼり、お世話になっている難波先生のお部屋へ。
先生の部屋の前にある大きな木は桜でしょうか。
まだ小さな芽のふくらみが無数にあります。
そのふくらみ、ひとつひとつに雨粒がくっついていて、まるで雨粒の木みたい!
なんて、綺麗なの…と立ち止まって見入ってしまいました。
その隣に、これはミモザかしら…?
雨に濡れる深い緑と黄色…これまたなかなかいいものです。

去年の入学式には桜が満開だったような覚えがありますが、今年は寒いので
春の訪れは遅いかもしれませんね。
それでも学生さんたちが植えた鉢には、ひなげしがニコニコと咲いていました。
女子大らしいこの風景に、いつも心が和みます。
でも、生徒さんたちも負けていません。
卒業式って、本当に華やか!「ハイカラさん」たちがいっぱいです。

式典では、学長先生や同窓会・会長さんたちの素敵なお話が聞けます。
控え室でいつも耳を澄まして伺うのですが、この学園の先生方のお話は本当に素敵なんですよ。
女性として尊敬してしまいます。
先生方のお話にいちいち、「そうね、そうよね」「その通りです!」と心の中で頷いている私。
自分の卒業式みたい…。

式の最後に、学園歌を唄うのですが、ここで私のお役目です。
優しい難波先生の伴奏で唄わせていただきます。
私はここの付属高校の出身なので、高校の学園歌と同じなのです。
わが学園歌は二重唱になっていて、かなり素敵な歌なんですよ。
昔から大好きでした。

シャンソンを唄っていらっしゃる須美杏子さんという方のお母さまが、実は同じ高校を
お出になったとかで、須美さんは出身者じゃないにも関わらず、この歌が唄えるんです。
お母さまがよく口ずさんでいらしたんですって。
それくらい、卒業生に愛されている歌なんです。
(ちなみに木原光知子さんも同窓生です。高校の時、恩師から「がんばり屋だったよ」と伺ってました)
皆さまにも、愛着のある校歌がおありですか。

生徒さん退場の時、難波先生の「別れの曲」(ショパン)が静かに流れます。
いつ聴いてもいいなあ。
新しい門出…生徒さんたち、がんばってくださいね。
次は入学式です。
今度は、ピアニストの豊島さんと訪れて、お祝の歌を唄わせていただきます。



3/14「笑顔の花」

髪を切って浮かれている場合ではない。
確実に近付いているXデーを目前に、私はただ何となくモヤモヤと…。
世界の指導者たちは、本当に、今までの歴史を何も勉強できていないと思っちゃう。
報復の繰り返し。
アメリカの一部の人たちの間では、「フランス」という言葉を使うことがタブーとされて
きているんだって。
例えば、フレンチトーストを「フリーダム・トースト」と言い直してみたり…。
バカみたい、と思っちゃった。
それじゃあ、第二次世界大戦中の日本と同じだよ。ねえ。

誰だか知らないけれど、ある歌い手が「若い歌い手が、知りもしないのに
戦争に関する歌を唄うのが許せない」と言ったんだって。
妙ちくりんな考えだなあ、と思ってしまった。
確かに私たちは戦争を体験してはいないけれど、湾岸戦争だって、コソボ紛争だって
見てきている。
平和を思う気持ちってのは、体験していようといまいと関係ないでしょうに。
体験していないからこそ、強く思うって場合もあるんじゃないのかしら。

生まれて初めて観た映画は、小学1年の時。
子供向けの戦争映画「猫は生きている」だった。
ストーリーはあまり覚えていないのだけれど、焼跡を男の子が歩いているシーンが
脳裏に残っている。
その時観た映画がよほどショックだったのか、私は6年生になるまで
毎晩のようにB29に追いかけられる夢を見てうなされていたの。
ある時は我家に米兵が銃を持って押しかけてきて、祖母が私をかばって打たれた瞬間に
泣きながら目が覚めたり、またある時は親友がB29で撃たれてしまったり。
翌日、心の中でその友だちに謝ってました。「ごめんね、勝手に殺しちゃって…」って(笑)。
子供の頃は夕焼けも嫌いだった。
空襲を思い起こすから。
砂場に防空壕を掘ろうとしたこともありましたねえ。無謀〜。
お昼に鳴るサイレンなんて、もっとも怖かったなあ。空襲警報なんじゃないかしら、と
空を見上げて怯えていたものです。

そんな訳で、ちょっと風変わりな幼少時代を過ごしました。
母は教育熱心で、戦争に関する本をよく私に読ませていましたねえ。
「ベトナムのダーちゃん」とか読んで、戦争について親子で対話していました。
だから私も自分の遺伝子の中に、「欲しがりません、勝つまでは…」とか言っていた
ものがあるような気がするんですよ(^-^)。

戦後が戦前になり、そして戦中に…なんてことにはなってほしくありません。
ちっぽけな人間に何ができる訳でもないけれど、まずは笑顔でがんばりたいと思います。
金子みすずの詩に「わらい」というのがあります。
とってもいい詩なので、ご存知ない方はよかったら読んでみてくださいね。
笑顔の花が世界中に咲くといいな。



3/13「気分転換」

1ヶ月半ぶりに美容院へ。
昨日、自分の髪型が決まらなくて、果てしなく憂鬱な気分に陥った為。
割と大胆にカットしてもらったので、気分も一新。
足下に落ちた髪たちを見て、担当の小川さん(かっこいい女性です)も
「お〜!」と感心してたくらい。
ネイルのお姉さんに、ハンドマッサージをしてもらったら、ゴリゴリいってました。
「お疲れですか?」って。どうなんでしょう?
気持ちよくて、一瞬眠りに落ちました。

それにしても、ここ近年、どんどん髪が短くなっていってる気がします。
まあ、ショートにはしないでしょうけれど(似合わなそう)、髪を切るのと同時に
気持ちも軽やかになれるのが好き。
バサッとはいったことないけれどね。ちょびっとずつ、ちょびっとずつ。
なんか、うれしくなってきた。ふふふん…。

小学生の頃、髪の毛を伸ばしたくて仕方なかったの。
父がショートが好きなものだから、私も妹もまるでモンチッチ。
バスでお婆さんに席を譲っても「ボク、ありがとう」だもん!
キティーちゃんの赤い定期入れ使ってたのに〜。
私以外のクラスの女子(女子!)たちは、結構女の子らしい髪型をしていたと思う。
いつも行く散髪屋のおばちゃんに「すみません、きょうは少し長めでお願いします」と言うと
「お母さんから、いつも通りって言われとるから」
と、せっかく勇気を出して言った発言も撃沈。
しかも、そういう時に限って更に短くされちゃうんだよねえ。
翌朝、教室に入るのが嫌で嫌で…。男の子に冷やかされたらどうしようって、不安でいっぱい。
廊下でモジモジしてたのを、よく覚えています。

中学に入って、母が通っていた美容室に昇格。
ところが、田舎のおばちゃんは若者の流行に疎かった。
「原田知世さんみたいにしてください」とお願いしたのに、訳のわからないカットにされちゃった。
あの時の落ち込みようったら…。悲しい〜。

高校は規則で肩までしかダメだったし、伸ばしたのは大学に入ってから。
「女の子」になれた気がして、うれしかったなあ。
だけど、今はもう長〜く伸ばそうって気にはならない。
今くらいが一番好きかな。



3/12「追伸」

夜中に日記の更新をしているのだけれど、ふと自分のHPのカウントに目をやると
たいがい数が増えている。
こんな時間でも誰かが見てくれているんだな…と、うれしくなってしまう。
ありがとうございます。

日記おもしろいね、とか、楽しく読んだよ〜、とかいうメールがくる度
幸せを噛みしめております。
いろいろコメントくださる方にも感謝してま〜す。
夜更かしはこの辺にして、お互いに「おやすみなさい」。



3/12「Agua de Beber(おいしい水)」

生まれて初めて、10日間ぶっ続けでお酒を飲んだ。
身体の調子がまずまず良くなってきたからでもあるのだけれど、それにしても…。

10日間飲んでみて、思ったこと…。
それは、「もうしないぞ!」ということ、かな。
たまにはいいけれど、毎日飲み続けると果てしなく堕落していきそうに思える。
やるべきことがある時は、お酒は必要ないわね、と痛感。
お酒を飲むと、何もする気が起こらない(笑)。笑ってる場合じゃないかも?
11日目に「あ〜、私、ダメになっていくわ」と朝目覚めて思ったの。

それにしても、お酒ってなんておいしいのでしょうね。
それに、飲んだ時のあの「ふ〜わり、ふ〜わり」感がたまりません。

10日間、おいしいものもいっぱい頂きました。
西荻の「華」もよかったけれど、久しぶりに会った仲良しの森小夜子嬢(歌い手さんです)とMさんと
訪れた「KANAUNI」というレストランもなかなか。(カナリユニーク、という意味ってほんと?)
三島由紀夫さまも愛してらしたお店なんですって。
タルタルステーキも、オーロラのような炎に包まれながら焼かれるクレープも
お店のスタッフも内装も、全てが素晴らしい!
生演奏も入っていたのだけれど、「だったん人の踊り」が流れてきた時には
感極まって泣きそうになってしまった。
私のCDにもこの曲が入っているので、レコーディングした時の
キラキラした感動が甦ってきたのでした。

「最近、すぐに感動してやたらと涙が出るんだけれど、私はもう晩年にさしかかって
いるのではないかしら。」と不安気に言ったら、二人に笑われてしまった。
Mさん曰く、「涙腺が弱いだけだよ」って。
そっか、そういうことか。

毎日飲んだ暮れるのは、いいことだとは言えないけれど、楽しい時間を過ごす為の
お酒なら、そう悪くないよね。
これからは、ほどほどに飲みます。あ、やっぱり飲むつもり!?



3/11「心がぽかぽか」

日曜日のコンサート、楽しかった〜。
表参道の「un cafe」はとってもお洒落な空間でした。
ただ、照明がなかったのが残念。
客席の方が明るかったよね(^-^)

60名以上のお客さまがいらしてくださって大感激。
いつも応援してくださる方たち、以前チャリティーコンサートでお世話になった清水康子さんと椿井亘さん、
(なんと、海津さんのお知り合いでもありました!世間は狭いですね)、何年かぶりで会った友人、
海津さんや宇都宮さん、佐々木さんのお客さま…たくさんの笑顔に会えました。
その中でも特にうれしかった笑顔は、Kさん。
Kさんは去年、脳幹出血で倒れてしまわれた方。
その為、残念なことに2月で退社されてしまったの。
退院されてからも、リハビリの毎日。さぞや、しんどいことでしょう。

お元気だった頃、何度か歌を聴きにいらしてくださったのだけれど、
Kさんはいつも笑顔。
その笑顔が消えてしまっては大変!とオロオロしてしまいました。
今年に入ってからは、リハビリにもなる、ということでメル友として
近況を報告し合ったりしています。

そのKさんが、コンサートに行きたい、と連絡をくださいました。
ただ、奥様のご都合が悪いらしくて、一人では不安、とのこと。
まだ一人で歩かれるにはちょっと早いのです。
主催者の海津さんに相談したら、お知り合いのWさんが表参道の駅まで
迎えにいってくださる、とのこと。
会ったこともないKさんを、行き帰り、そして本番中もずっと
支えていてくださったWさんとお友だちの方に、Kさんも私も胸がジ〜ンときてしまいました。

世の中、捨てたもんじゃないなあ…とつくづく感じた日曜日。
Wさんは「マザーテレサ」のようだわ。
海津さんの周りには、そんな素敵な女性がゴロゴロ。海津さんが素敵だからでしょうね。
翌日、Kさんから「御陰様で、気分爽快・不眠症解決・歩く自信に繋がる」というメールが。
うれしかった〜。Wさんたちのおかげです。
最寄りの駅までは奥様のお迎えがあったのだとか…。
今度は奥様にも会わせてくださるそうです。楽しみだな。

そんなこともあってか、私の心は唄っている間中、満たされていました。
その日、会場の雰囲気はとっても暖かくて、なんとなくいい感じに解け合えた気がします。
フルートの佐々木さんとも、前日に初めてお会いしたとは思えないほど
打ち解けることができました。
気の合う仲間っていいな、いいな、いいな。
海津さんと佐々木さんが演奏した、フルートの為のピアソラ曲「CAFE 1930」(だったかな?)も
素敵でした。
宇都宮さんのアレンジも、やっぱり良かったよ〜。

歌の中で人気があったのは、私が憧れているTHE BOOM の「中央線」だったようです。
Kさんからも「あれは次回も絶対唄ってほしい」とリクエストしていただきました。
よっしゃ、お易い御用です!
次回までに、もっと元気になってますように…。
<RandoM>の皆さま、浜田先生、こず絵さん、ちかちゃん、また飲みましょう!
いらしてくださった皆さま、またお会いできますように…。



3/7「雨の日と月曜日は」

夕べからずっと雨。
友人から、雪になるかも…というメールがくる。
出かけるの、億劫だなあ。

9日の日曜にするコンサートの準備を朝からしているんだけれど、
「カーペンターズ」の「Rainy Days And Mondays」(雨の日と月曜日は)で
ふっと頭が空っぽになっちゃった。
「がんばろう」って気にはならないよね、この曲(笑)。
でもって唄ってたら悲しくなってきてしまったので、一時中断。
何も悲しいことはないんだけれどね。^^
きっと今頃、一生懸命仕事されてる方から「暇だね〜」と呆れられちゃうよね。
歌を練習するのも仕事のうちなんだと思うけれど、曲によっては気分が
高揚したり滅入ったり…気分の浮き沈みが激しくなることも。
こんなんじゃ、はかどらないわ〜。

ちょっと9日の宣伝でもしよっかな。

去年の12月にディナーショウで初めてご一緒した、海津幸子さんや宇都宮誠治さんと
青山のフレンチ・レストラン「un cafe」でアフタヌーン・ティー・ライブを致します。
キーボード、シンセ、フルートという組み合わせ。
16時から1時間半のステージで、\3,800(ソフトドリンクはお代わり自由みたい)。
格安でしょ。サンドイッチみたいなものも付くらしい。
明日、最終的なリハがあるんだけれど、今回もアレンジが素敵で
睡眠不足続きでグロッキーなお二人を後目に、ひとり浮かれてる私。
「アマポーラ」もゲンズブールの「クーラー・カフェ」もいいんだな、これが!
一人で楽しくても仕方ないか…お客さまが楽しんでくださらないことには、ね。
だけど、自分たちが気持ち良くなきゃ、やる意味ないしねえ…なので、ま、いっか。

春に合いそうな曲を中心に揃えてみたので、お楽しみに…。
一緒にウキウキ、それでいてちょっぴり心揺さぶられる3月の日曜日を過ごしませんか?
揺さぶられてるのは私だけかもしれないけれど。

たくさんの人に会えるとうれしいな。



3/6・II「Night and Day」

この前、ある人に「最近いつ恋愛をしましたか?」と聞かれた。
『あら、失礼しちゃうわね』と私は心の中で思う。
物心ついた4才の頃から、「ときめき」がなかったことはただの一日もない。
それがたとえ、田村正和さまだったとしても…ね。
(その昔、ずいぶん入れあげていたの)

「恋愛体質」?というのか、よくわからないけれど、いつでも誰かに憧れている。
今?…それは人に言うようなものではないもんね。でも、ヒュー・グラントは悪くないなあ。
ローリーさんも素敵だなあ。素顔の方が好きだけど。

歌はいつも「ラブレター」だと思ってる。
それは好きな人に対してかもしれないし、友人や家族宛てだったりもするかもしれない。
とにかく、歌は私にとっては「想い」なんだよね。
想いが大きくなり過ぎると、心がパンクしそうになる。
精神のバランスも狂い始める。
だから、歌がなかったら、私は頭のおかしい女になっていたに違いない、と思う。
私が絵描きだったら、やっぱり絵が「ラブレター」になるんだろうなあ。

昔むかし、片思いしてた人に「Night and Day」(コール・ポーター)の歌詞を
書いて渡したことがある。
「夜も昼も貴方を想ってる」というような内容なんだけど、今思うと恥ずかしいよねえ。
あんなことよくできたなあ。
その人がその手紙をどんな風に受け止めたかは知らない。
だけど、ほんとに昼も夜もその人のことば〜っかり考えてたなあ。

皆さんは今、どんな想いを抱いてますか?



3/6「夢のひと時」

夕べの「Qui」は最高でした!!
あ〜、ライブっていいわあ〜、とつくづく感じた時間でした。
昨日来られなかった方は、損しましたね〜。と思うくらい、いいライブでしたよ。
それが何故か、というのは来月の第一水曜日の「Qui」で感じていただけると思います。
(今まで出番だった第2金曜日も大好きな日だったので、それはちょっと残念なんですけれど)

メンバーは日高あいさん、竹山京李さん(何れもVocal)、ベース・宮本ひろとしさん、
ピアノ・今野勝春さんと私の5人。
ちなみに来月のベースは渡邊匠さんです。(私のCDをプロデュースしてくださった方)
今野さんは来月だけお休みなので、どなたか違うピアニストがいらっしゃると思います。

今でもまだ興奮が覚めやらない私です。
最近よく人の歌や演奏を聴いていて、涙が出そうになって困るのですが
(もしかして年?…とか言わないでね)
そう感じられるということは幸せなことですよね。
今夜の赤坂「バルバラ」もいいんですよねえ。
きょうはフォトグラファーの久美ちゃんも遊びにきてくれるし、楽しみなことだらけ。
聴きにいらしてくださいね〜。

ここ2〜3ヶ月、いろんなことをとても感じやすくなっているように思います。
しばらく気持ちが「ぼんやり」し過ぎていたかもしれない。
その分もしっかり、たくさん見て聴いて、考えて…感じたいと思います。

そうそう、夕べ「Qui」が終わった後、日高あいさんと二人で2丁目に飲みに行ったの!
2丁目ってラーメン屋ぐらいしか知らないから、何だかわくわくしちゃった。
「TUR」ってお店だったんだけど、こじんまりして可愛い空間でした。
かなり酔っぱらってた方もいたけれど(カウンターにいらっしゃるチカラさんが一番
酔ってたかも)、和やかな雰囲気で居心地よかったです。
あいさんとまさか二人で飲めるなんて、思ってもみなかったのでうれしかったなあ。
あいさん、ご馳走さまでした。
来月、あいさんに「The Sweetheart Tree」(ami amour に入っています)の間奏で
アルト・フルートを吹いていただけるかもしれません。
考えただけでも素敵!



3/5「白いエリカ」

本当は9日のコンサートの準備をしなくてはならないので、日記を書いている場合では
ないのだけれど、毎日楽しみに読んでくださっている方が
チラホラいらっしゃるそうなので、がんばります。
まあ、たいして時間のかかることでもないしね。

嶋本王子からメールがきました。
3日の日記へのお返事です。
「ホムペ見ました。(笑)あみちゃんは気が強いというより、芯がしっかり!て感じだよ。
ちょいと付き合ってみてもわからないかと。で、優しいたおやかな面が同居してる。
花にたとえるとね『白いエリカ』かな。どうぞ自信をもってねー。^_^」
ですって!
うふうふ、うれしい。『白いエリカ』ですって。優しくたおやかですって。
(これが書きたかったの)
でも『エリカ』ってよく聞くけれど、どんな花なんだろう?
調べてみなくちゃ!
嶋本さん、ありがとうございます。

あ、ちなみにこの王子からの文面を載せることは、了承を得ています。



3/4「5日のQui」

明日の水曜日は新宿の「Qui」で唄います。
初めて日高あいさんとご一緒。
あいさんのコンサート等には、2回ほど伺ったことがあります。
松宮一葉さんみたいに、「森の妖精」ってイメージがあります。
もう一人の歌い手さんは、どなたか知らないのですが、きっと楽しいライブに
なることでしょう。

そして、「Qui」では珍しくBackがデュオなんです。
ピアノ(&シンセ)は、私のCD「ami amour」でシンセを担当してくださった
今野かつはるさん。そしてベースは当初、渡邊匠さんだったのですが、
今月はご都合が悪いらしく、変わりの方が…。
お名前は存じていないのですが、何でも「ペドロ&カプリシャス」のベースの方
なんだとか…。
「ペドロ&カプリシャス」と言えば、私の父は若い頃、高橋真梨子さんが大好きだった
そうです。「まりちゃん、まりちゃん」と時々話してました。
このメンバーで楽しくない訳ないですよね。
皆さま、お待ち申し上げておりますね。



3/3「ひなまつり」

吉祥寺の「ベル・エポック」にりえこ&ミカコ&ママの歌を聴きに行きました。
3人共、ステージでは何だかセクシーでうらやましいなあ。
お店が終わった後、しばりんに西荻窪の「華」へ皆で連れて行ってもらいました。
「華」は前に一度行ったことがあったのですが、相変わらずおいしい!!
「苦しい〜」と言いながら、たらふく食べちゃった。
カキのオーブン焼きも白子もパエリアも最高でした。
大好きな生ハムも心おきなく食べられて、あ〜シ・ア・ワ・セ。
おススメですよ。

その時に、「私たち5人の女性(奈緒美&ミカコ&桃子&りえこ&あみ)の中で誰が
一番気が強いか」という話題になりました。
嶋本王子もりえこちゃんもShin太朗君も、全員一致で私だったそうです。
が〜ん、ショック。
りえこちゃんに「気が強い、というよりは芯が強い、という意味だよ」と
フォローしてもらったのですが、ああ、私ってそんな風に見えるのね…
か弱い女性にはほど遠いのね…と我家にたどり着くまで考え込んでしまいましたよー。

ダメ、ダメ。
これからはもう少し、可愛らしく振る舞おう!と心に誓っている今宵。
女の子の日にこの誓い…タイミングいいでしょ。
(もう4日だけど)
「女の子の日」と言えば…皆しばりんに「ひなあられ」をいただきました。
そうよ、私は女の子(子???じゃないだろう。ま、いっか)よ。
きょうからしおらしくなるわよ〜。
外ではアラレが降ってます。
今の私には、「ひなあられ」より「降るアラレ」の方がお似合いだわね。

明日もきょうに引き続き、9日の為のリハーサルです。
今回もアレンジが超かっこいいので、皆さま絶対聴きにいらしてくださいね〜。
私自身も楽しみで仕方ありません。



3/2・II「生まれ変わっても」

石井好子さんとお母さま・久子さんの関係にスポットを当てたTV番組を観ました。
その中で、お父さま・石井光次郎さんが亡くなられる時にお母さまに残された
遺言のメッセージが紹介されました。
「次の世でも、私の妻になってください」
…何て素敵なんでしょう。
女性にとって、最高の言葉だなあ…。



3/2「春雷」

昨日、とても素敵な歌にめぐり逢えた。
「この歌、合うと思うよ」と教えてもらったのは初めて聴くミュゼットだった。
CDを作る時、アレンジを担当してくださった渡邊さんが
「The Sweetheart Tree」は絶対合うよ!と薦めてくださった時以来のビビッとくる歌だった。
9日のコンサートが終わったら、取り組んでみたいな。

雷と共に雨音も激しくなってきた。
雨は嫌いじゃないけれど、雷は嫌い。
中学の頃の思い出…一夜漬けに勝負を賭けた試験の前日、凄まじい雷の音が聞こえてきた。
怖くて怖くて、ベッドにもぐりこんだのが運の尽き…。
目が覚めたら朝だった!

…当然、結果は悲惨。
あれ以来、更に雷が嫌いになってしまった。

素敵な曲に出会った時の、ハートに走る稲妻は嫌いじゃないんだけどねえ。



3/1「優しい雨」

久しぶりに、明け方走る車の音を聞いた。
昔はこの音をよく聞いたっけなあ。
明け方の音は、少し寂しくて切なくなる。
どういう訳だか一睡もできなかった。
一昨日から少し体調が優れないので、そのせいかもしれない。
仕方がないので暗闇の中、9日に青山でやるコンサートのことを考えて過ごした。
考えていたら増々眠れなくなったみたい。失敗。

朝起きて、身体が熱いので熱を計ってみたところ、38.2℃あった。
喉も痛くないし、どうも風邪ではなさそうだ。
どうしたんだろう、と不思議に思っていたら1時間もしたら熱は下がっていた。
薬も飲んでないのにね。
もう25時間以上起きているけれど、何だかさっぱり眠くならない。
参ったなあ。
このまま一生眠らないで過ごせたりして…とかバカなことを考えちゃう。
多分、あと数時間したら猛烈に眠くなるに違いない。

外は雨。
表に出てみたけれど、「春の雨」って感じだったよ。
春の雨は悪くない。

夕べの「ヴィラージュ」でのひと時は最高だった。
どの歌い手さんの歌も胸に迫ってきて、心が震えた。
そして三浦さんのピアノに気持ち良く乗れて、ハートが熱くなった。
ステージにいる時の、この一瞬が一番幸せ。
この幸せな一瞬を、聴いてくださっている方と共有できていたとしたらうれしいな。