11/21「おつまみに最適!燻油漬」

近頃どういう訳か、家でひとりで飲むのが好きになった。
…な〜んて書くと、さも「飲ん兵衛」みたいだけど、たいした量ではないんですよ。
ほんとにちょびっと。
ビールはひと缶空くかどうかだし、ワインもグラスに1杯くらい。
でも、な〜んかおいしいんだな、これが。昔はちっとも飲めなかったんですけどねえ。

家系的にも飲める方ではないんですが、周りの方々がねえ…すごいのばっかり揃ってまして。
こんなところで名前を出されるのは、もしかしたらうれしくないかもしれないけれど…
すみちゃんでしょ、Junkoさんでしょ、わかちゃんでしょ、りえこちゃんでしょ、桃ちゃんでしょ、
あ、まさ江さんもすごかったなあ。
赤い花でお世話になっているピアノのゆきさんでしょ、ほんとに皆さま、酒豪なんですよ。
(あれま、み〜んな女性だわ)
あんまりおいしそうに飲んでる姿を見ていたら、どうもおいしそうに見えて仕方がない!
気が付いたら、お酒が嫌いではなくなってたんですねえ。

でも私、「なんちゃって酒飲み」なので、お酒だけでは楽しめないんです。
おつまみ、或いはしっかりご飯がないと。
今月の初めに、横浜の高島屋で北海道の物産展がありました。
以前から応援してくださっている、北海道は常呂町の新谷さんもいらしてたので、
いそいそと出かけておつまみをゲットして参りました。
「しんや」という会社なんですけど、そこの商品がおいしいの何の!!絶対試してみて〜。
本当に最高なの。ホタテの貝柱にチーズがくっついてる燻油漬がお気に入り。
ほらほら、これを読んでるわかちゃんに桃ちゃん、飲みたくなったでしょ〜。

ちなみに「しんや」のHPアドレスは次の通り。
http://www.shinya.ne.jp/



11/20「お犬さま」

自由が丘の街は「お犬さま」が多い。
それはまるで品評会の如く…。
大きいのちっちゃいのが、品良く飼い主さんたちと歩いてます。
この街で「柴犬」を見たことは、ほとんどない。
時たま出会うと「がんばれがんばれ」と応援したくなるほど出会わない。
私は別に「おすまし犬」が嫌いな訳ではないの。
どちらかと言うと「犬派」なので、犬はなんでも可愛い。

まあ、実家にいるブルドッグのハッピーがダントツ可愛いんだけど。
自由が丘のワンちゃんたちを見ていると、「ハッピー、お前は大丈夫か?」と言いたくなる。
ハッピーほどの「おデブ」なワンちゃんは1匹もいないんだもの。
ハッピーは只今20kg。4歳の姪のももちゃんは12kg。
「ハッピーに飛びつかれたら、骨が折れそうだから」と、祖父母は近付けない。
ハッピーはうれしくて、つい興奮しちゃうところがあるからねえ。
散歩嫌いで歩かないわ、よく食べるわ…あれ?昔の私みたい?

そう言えば以前、友人夫妻と3人で歩いていた時に突然笑いながら言われたことがある。
「あみちゃんと歩いてると、なんか犬の散歩してるみたい!キャハハ。」
…。キャハハじゃないよねえ。
学生の頃も、後輩と歩いていて「先輩、走らなくていいですよ」と言われて愕然としたことがある。
「え?走ってないよ。速歩きしてるんだけど」
後輩は気まずそうにしていたけれど、恥ずかしかったなあ。
私はちまちまちょこちょこと歩いてるらしい。
時々、思い出したようにスタスタと歩くことを心がけてみるんだけど、なかなか続かない。

自由が丘の「お犬さま」の方が、よっぽど優雅に歩いてみせている。



11/19「ちょいと一杯」

急に寒くなった。
荻窪の「嗣」の帰り道、青梅街道を歩いていて落葉がたくさん積もっていることに気が付いた。
カサカサ音を立てながら、黄色い葉っぱを踏んで歩く。
風に葉っぱが舞っている光景を見て、一度だけ訪れた冬のパリの街並を思い出した。
それから音大のキャンパスも。
私はキャンパスを歩くのが大好きだった。空気の色がとても似ている。

だけど、ふるさとの秋だけは、それとはちょっと違うような気がするな。
もっともっと大切に私の記憶の中に保存されている晩秋の匂い。
寒いんだけど何だかあったかく感じるその「秋」は、きっと傍に家族がいたからだろう。

岡山弁であったかいことを「ぬくい」と言う。ぬくぬく、からきてるんだろうか。
あ、今ここに「熱燗」があってもいいのにな。
胸の奥にしまってある、ふるさとの秋の風景をつまみにしながら、クッと一杯いきたいねえ。

な〜んて、ね。



11/18「手紙」

朝起きたら、うれしいメールが届いていた。
先週の「RED」でのコンサートにいらしてくださった方からだ。
その方とは、今月初めの「赤い花の会」で初めてお目にかかったので、
私の歌を聴いていただいたのは2回目ということになる。
『何か感想を書きとめておかないと、もったいないと思って…』と書いてくださっていた。
その方が本当に喜んでくださったのだな、ということが伝わってくる温かいお手紙だったので、
うれしくて何度も読み返した。

ファンの方(?)からいただいたお手紙は、全部大事にとってある。
おばあちゃんになった時、また読み返してみるのもいいかもね。
私は聴いてくださる方あっての歌い手。
「ありがとう、ありがとう」っていっぱい言いたいな。



11/17「ときめきのトイレットペーパー」

友人のひかるちゃん宅で、素敵なトイレットペーパーに出会った。
私はレストランや人の家に行った時など、トイレットペーパーに必ず注目してしまう。
見たことのないペーパーとの出会いに、心ときめかせているのだ。

今までで印象的だったペーパーは、アリタリア航空の機内と、フランスのルーブル美術館の中。
アリタリアでは確か四葉のクローバーがついていて興奮した気がする。
ルーブルのは如何にも再生紙だったが、サーモンピンクの色にフランスを感じた。
(注:私自身にとって)
自分で頭がおかしいのかも…と思わないでもないが、きっと同じような人種はいる筈!

ひかるちゃんちのは、「Denen」というスーパーの物ということが判明。
早速買いに行ったのは言うまでもない。
外国の商品が置いてあるスーパーなので、同じ物がどこか他の店にもあるだろう。
白地に濃いめの緑の葉っぱ、ピンクの花、そして蝶などの模様が型押ししてある。
今、私はそのペーパーを見る度、幸せを噛み締めている。
400円弱で手に入る「しあわせ」を、あなたは高いと思う?安いと思う?

「ステキナペーパーノ情報求ム!」



11/15「ジジ・メールって…???」

11/6の「ジジ・ジャンメール」のタイトルを見て、すっかり勘違いした人がいる。
「あみちゃんのおじいちゃん、すごいなあ。メールするんだー!」ですって。
もう可笑しくておかしくて。
これを書きながらも、まだ笑いが込み上げてくる。
「中身を読んだら全然違うんだもーん」と言われちゃったよ。

幾らなんでも、うちのおじいちゃんにメールは無理だろうなあ。89歳だからなあ…。
いや、もしかしたら、結構できちゃったりして?
母とは最近メールのやり取りをしている。これが便利なんだよねえ。
夜、遅くて電話できなくても、毎日のようにお互いのことがわかる。
電話だと向こうが忙しかったり、状況が読めないから…。
でも、まあ手紙が一番うれしいけれど、ね。
おじいちゃんとメールできたら、案外おもしろいかもしれない。

しかし、「ジジ・メール」だなんて…!!



11/14「自由が丘デート・が丘ブラ?」

高田和嘉子嬢とデートした。
わかちゃんはシャンソンを唄っています。フランス語がベラベラ。
歌ももちろん、フランス語だけど、最近は自分でたくさん訳詞をして唄っているみたい。
がんばってるねー。
久しくゆっくり会っていなかったので、4時間のデートは
あっという間に過ぎたのでありました。

わかちゃんとは「いいなあ」と思うツボがかなり似ているので、一緒にいると非常に楽しいの。
中庭の見えるお店でランチを食べてから、お買い物。洋服や雑貨のお店をブラブラ…。
ふたりで色違いのステージ衣装(になると思う)を買ってしまいました。
かなりリーズナブルなお値段だったので、一目見て気に入ってしまい
「これ着て、一緒にライブしよう!」と盛り上がった、という訳。
でもライブは来年の秋or冬かしらねえ?何か企画しなくっちゃ!

わかちゃん、今度はいつ「が丘ブラ」しよっか?



11/13「RED映画音楽コンサート・プログラム」

<1部>
  1)映画音楽メドレー
      『サウンド・オブ・ミュージック&踊り明かそう(マイ・フェア・レディ)
      &シャル・ウィ・ダンス?&ケ・セラ・セラ(知りすぎた男)&旅情&慕情』
  2)シェルブールの雨傘
  3)ムーンライト・セレナーデ(グレン・ミラー物語)
  4)ひまわり
  5)サマータイム(ポギーとベス)
  6)ロマンス(禁じられた遊び)
  7)カーニバルの朝(黒いオルフェ)
  8)ララのテーマ(ドクトル・ジバゴ)

<2部>
  1)ムーン・リバー(ティファニーで朝食を)
  2)モンマルトルの丘(フレンチ・カンカン)
  3)花売り娘(街の灯)
  4)ギターラ(リスボン物語)
  5)トリステーザ(黒いオルフェ)
  6)ベサメ・ムーチョ(大いなる遺産)
  7)想いの届く日
  8)リリー・マルレーン
  9)帰らざる河
 10)タラのテーマ(風と共に去りぬ)



11/12「 pas a ・pas 」

ひとつ大きくなりました。
毎年、新年を迎えると気が引き締まるけれど、今年は誕生日も少し神聖に迎えました。
この前、19歳になったShin太朗君が
「20歳になるまでにもっと歌が上手くならなければ…って思ってるんですよ。」
というようなことを話してくれました。
今のままではいけない。成長していかなきゃ、って意味なんですけれど、
その言葉を聞いた時「あ、いいこと言ってるなあ」と感心したんです。

いい意味で熟していきたいですね。
一歩一歩(pas ・pas)しっかりと、ね。

きょうは自分へのお祝に(?)花と花瓶を買ってきたので、ちょっとごきげん。



11/6「ジジ・ジャンメール」

友人たちと「ジジ・ジャンメール」のビデオを見た。
フランスのバレエダンサーであり、歌手であるジジ。
60歳を超えているジジのステージ(今から15年前のステージだそう)には、本当に興奮してしまった。
もう、かっこいいの何の。
男性のダンサーたちを従えて、キュートに、そしてセクシーに踊るその姿に夢中になった。

ジジを見ていて気付いたこと。
パリ祭の振り付け師でもいらっしゃる、ダンスの立川真利先生にとても似ている!
この1年、ダンスの稽古で真利先生にご指導を受けているけれど、
先生はほんのちょっと動いただけで絵になる方。
日本の「ウェストサイド・ストーリー」で初代アニタを演じた真利先生は、とにかく恰好いい!
私たちの憧れ。
大袈裟な言い方かもしれないけれど、指を一本動かしただけで、まるで魔法をかけられたみたいに
ときめいてしまう。表情も魅力的だし、しびれる〜。
ビデオのジジも、あんまり素敵で胸が熱くなってしまった。

来年、ジジが日本に来るらしい。これが最後かもしれない、と聞いた。
絶対行かねば!



11/4「80歳のコンサート」

石井好子さんが、人見記念講堂で「80歳・80人のシンフォニーと歌う」というコンサートを
されました。
演奏は、東京都交響楽団とパリ祭でお馴染みの方々、指揮が飯森範親さんでした。

先日、石井好子さんが「徹子の部屋」にお出になられた時、ある女性がご覧になった感想を
私に仰いました。
「何て美しいの!ステージに出られた瞬間の映像にため息が出たわ。」
興奮気味に仰った方は、もうじき70歳。
石井好子さんのお姿に、かなり刺激を受けたそうです。

パリ祭では最後に石井好子さんが「水に流して」を唄われていらっしゃるお姿を、
毎回ステージ脇でみんなで見つめていました。
裏方さんがボソっとつぶやかれます。「いいだろう…、石井好子は!すごいだろう。」って。
その言葉に心を打たれて、益々涙がこぼれてきました。
ステッフの方が心底惚れている歌い手…素敵ですよね。
石井好子さんのステージでの気迫は、並み大抵のものではありません。
凛としたお姿、張り詰めた空気…舞台にかける、歌にかける情熱をご覧になった方全員が
感じることでしょう。

きょうのコンサートも、実に美しかったです。
そして胸にグングングングン迫ってくる歌に、満席の会場は魅せられていました。
80歳の同窓生の方々もいらっしゃっていたとか…。
どんな想いで皆さん、コンサートをお聴きになっていらしたのでしょう。

私は果たして、80歳の時に舞台で唄っていられるのかしら?
いつまでも健康で、力強さを持った歌い手でありたい、とつくづく感じたのでありました。
精一杯の情熱を歌に捧げたいな。



11/3「コラソン」

私の現在の歌のお師匠さまは近藤英一さんです。
近藤先生はカンツォーネ歌手、と呼ばれていますが、タンゴやシャンソン等も
とても素敵に唄われます。
声量の豊かさも素晴らしいのですが、私は先生のsottovoceもとても好きです。

先週、久しぶりに近藤先生のレッスンを受けてきました。
先生は言葉をとても大切になさいます。
先生と出会わなければ、そのことに気付くのに何年もかかったことでしょう。

「パンパ」のバンドマスター・西塔祐三さんのお宅でよくアルゼンチンの方のビデオを
見せてもらうのですが、あるビデオではベテランの歌手がバンドマスターに、
歌詞や音のフレーズの持っていき方を、つきっきりでアドバイスされているシーンが出てきました。
そのシーンを見ながら、近藤先生のレッスンと似ているなあ、とちょっとうれしくなりました。
レッスンに通い始めた当初の私は、まさにそういう濃いレッスンを受けていたのです。
先生のアドバイスは、私にとって泉みたいなものです。先生は本当によく研究されています。
もっとも、素晴らしい芸術家は皆そうなのでしょうけれど。ジャンルなど関係ないんですよね。

言葉がある限り、音がある限り、原点はひとつ。
技術も大切ですが、そこにコラソン(心)があってこその技術です。
でもコラソンを表現する為に、やはり技術は必要ですね。
どこまでいっても行き着くところのない道を、楽しみながら進んでいきたいです。



11/2「素晴らしき音楽仲間」

昨日、放映されたBS-2の「素晴らしき音楽仲間」。
本番で唄った時より、見ている方が緊張しました。
実家にいる祖母は11:30amからずっとTVの前で座って待っていたそうです。
その日、祖父母は地域の小学校からお昼のご招待を受けていたのですが、
祖母は「孫の方がいい」とお断りしたそうです。

誤解のないよう、付け加えておきますが、祖父母は小学生のお友達に会うのを
いつも楽しみにしているんです。
小学生たちは担当したお年寄の皆さんに、それぞれ手紙まで書いてくれるんですよ。
実家に帰ると、祖父がうれしそうに手紙を見せてくれます。
丁寧な言葉で書いてあるその手紙は、それでもどこか親近感があり
まるで「おともだち」感覚。
80才ほども年の差がある友情、ってほのぼのしてますよね。

それでも孫の存在は大きかった!?母から、この話を聞いてジーンときてしまいました。
今回一緒に出た、あるメンバーのお祖母様は、この放映のほんの数日前にお亡くなりに
なってしまいました。お祖母様はとても楽しみに放映を待っていらっしゃったそうです。
どんなに悔しかったことでしょう…。おばあちゃん子の私には、とても他人事には思えませんでした。

家族というのは、誰にとっても大きな存在です。
その大きな存在に喜んでもらえるのは、幸せなことですね。
このような機会を与えてくださった方々に、心から感謝申し上げます。
いい歌をうたえるよう、心して励みたいと思います。