10/30「ami・amourのある生活」

きょう、バラの花を戴きました。
花屋のものではなく、ご自分の庭で育てられたイキのいいバラです。
ものすご〜くバラらしい香がするんです!(変な言い方ですけどね)
形も色もとてもいいんですよ。黄色のバラなんて、花びらの縁がピンクなんです。
じっと見ていると胸がキュン、としてきちゃうくらい可愛いの。

近所に、庭いっぱいに花を植えていらっしゃるお宅があるんですけど、
この春はあまりの花の美しさに、水やりをしていた奥様につい、声をかけてしまいました。
「すみません、お庭を見せていただけないでしょうか」って。
心よく案内してくださいました。

私の実家も年中、花で満ちています。祖母や母が好きなので、私も段々似てきたのかな。
母は時々宅急便で荷物を送ってくれるのですが、その中にちょこっと
庭で咲いている野の花みたいな、素朴なのを入れてくれてたりします。
ちゃんと水で浸した綿にくるんで送ってくれるので、当分楽しめるんです。
(前に一度、これは野菜かしら…とよく確かめないで、冷蔵庫で一晩眠らせてしまったことがあります。
翌日、食事の支度をするのに、ビニールから出してビックリ!)

造花も綺麗だけど、やっぱり生の花が一番ですね。
私は花からいつもパワーをもらっている気がします。
貴方がもし、ストレスを抱えてお疲れだったら、花を一輪(できれば優しい色の)
お部屋に飾ってみてください。

でも一番のおススメは「ami・amour」かな。
花の名前ではありませんよー。私のCDでーす。
「花とami・amourのある生活」はきっと効きます。

但し、個人差はあるかも?



10/29 「お気に入りの花屋」

どこのお店から紹介したらいいのか、悩んでしまうのですが…。
私がとてもお世話になった花屋から。

吉祥寺の「アット・ホーム」。
あるパーティーで花を会場に飾ってもらったのですが、それはそれは素敵でした。
温もりを感じられるアレンジでした。
そう言えば、昔その近くに「4匹の子猫」とかいう花屋があった気がするなあ。
今でもあるのかしら。

銀座のプランタンに入っている花屋もかなりおススメ!
パリの街角にいる気分になります。ブーケもいつもかわいいのが置いてあります。
人に贈る花束を買いながら、自分も欲しくなってしまうんですよねー。

新宿西口の地下にある交番の裏(小田急)にある花屋もよく行ってました。
伊勢丹や新宿三越の花屋も好き。
表参道にある「キルフェボン」(ここのタルトはおいしいですねえ)の斜め向かいにも
雰囲気のある花屋があります。
東横線・渋谷駅南口の改札を出て右に曲がったところにも、名前がわからないけれど小さなお店が。
109・2にある「きりしまフラワー」や駅の通路(?)にある花屋もなかなか。
駅の花屋はいつも行列ができてますね。

六本木の「ゴトウ」はお高いので、あまり買えないけれど、ブラっと入ったりします。
店内に「バラのお部屋」があります。
日比谷花壇も大好き。帝国ホテル前の本店(かな?)はイルミネーションも凝ってますよね。
市ヶ谷・日本TV通りにある「まりあん」や奥沢駅前の「Nakayama」も好きだなあ。

皆さんのおススメの花屋も教えてくださいね。



10/27「だんごより花」

昨日、初めてアマリリスを買いました。
私が通っているフランス語学校の階段下で、毎週土曜日に出張花屋さんが来るんです。
素朴でかわいい花がたくさんあったので、他にも何本か買って帰りました。

前にも書きましたが、私は近年「だんごより花」です。
以前の私を知っている人は「信じられない!」と驚くかもしれませんが、
「花よりだんご」だった私はもういないのです!いや…でもそうでもないかな、やっぱり。
ただ、もし贈り物をされるとしたら、一番うれしいのは「花」かもしれません。
4年ほど前から、部屋に花を欠かさないようにしています。
花を見ていると、本当に癒されるんです。
その上ウキウキしてきます。

仕事柄、お花をいただく機会は多いのですが、抱えきれないほど戴くこともあります。
コンサートやライブを終えてどんなに疲れていても、明け方までかかって
花瓶に花を生けてから寝ます。その瞬間は「しあわせ」そのもの。
(そう言えば、初めて東京でリサイタルを開いた時は、帰りの車が花でいっぱいになったっけ。
花瓶が足りず、浴槽にギッシリ花たちが…)
ただ地方で戴いた時は、他に衣装など荷物が多い為、持って帰れないことがほとんどなので
非常に残念な思いをします。

この夏、名古屋でお客さまからカサブランカ&真っ赤なバラ&かすみ草の素敵な花束を戴きました。
翌日は神戸に移動でしたので、私はその日限りの贅沢を楽しむことに。
ホテルに戻って、グラスや湯のみ、灰皿等全てを使って花を生けました。
短く切られた花は気の毒でしたが、ベッドサイドや洗面台に
わんさか飾られた彼女たち(?)は美しくて、何だか映画の中にいる気分!
あんまりもったいなくて、ほんの少しだけ神戸にも持っていきました。
ホテルの清掃係の方、ごめんなさい。

私は人に花を贈るのも大好きです。その人をイメージして、じっくり選ぶんです。
イメージに合わないと、花屋を何軒か見てまわることもあります。
でもどこの街にも、だいたいお気に入りの花屋を見つけているので、最近はそんなこともないかな。
ある女性は、毎年誕生日に届く私からの花を楽しみにしてくださっています。
センスがいいわ、といつも褒めてくださるのですが、センスがいいのは私ではなくて
花屋さんなんですけど…ね。

次回、私の好きな花屋さんを紹介してみましょう。



10/24「女王と王女?」

先月、荻窪の「嗣(つぎ)」で賀来まさ江さんと共演。
賀来さんは同じ岡山出身で、高校・大学の先輩でもあります。
主にサンバやボサノバを唄われていますが、私のまわりにも賀来さんのファンが多いです。
私自身も賀来さんの歌を聴いていると、何だか涙が出そうになってきます。
魂のどこかが突き動かされる感じ。
私とは対照的な声の賀来さん。そんな二人は時々デュエットなんかもしちゃうんです。
岡山ではすでに二人で2回ほど、ライブもしているんですよ。

「嗣」ではギターの佐藤ふじをさんに演奏&伴奏をしていただきました。
賀来さんもふじをさんも初めてのお店、ということで多少緊張されていた様子でしたが、
なんのその…。
お客さまと一緒に盛り上がって、本当に楽しい夜となったのでありました。
お客さまと嗣子ママから「是非、毎月やってちょうだい!」と言っていただき、
私たち3名のレギュラー出演が決まったのでありました。

「じゃ名前は何にする?」
と皆で半分冗談みたいにワイワイ始まって、ふじをさんが「女王と王女」「トリスタンとイゾルデ」
「あみあられ(あられ、というのは賀来さんのニックネーム)」と矢継ぎ早に案を出し、大笑い。
とりあえず、グループとしての名前はまだありませんけれど、とにかく楽しいので、
お時間あったらのぞいてみてくださいね。

ちなみに11/11(月)、12/9(月)と出番でーす。ストレス吹き飛ばしましょう!



10/23「レコーディング・番外編」

私はレコーディングする時、いつも花を持っていきます。
殺風景な場所に花があるだけで、ずいぶん気持ちが和らぎます。
うまくいかなくて落ち込みそうになっても、花を見ると細胞がプチプチプチ…とはじけて
再生してくる気がするんです。

去年はパンジーの鉢をたくさんスタジオに持ち込みました。
録音時に裸足で唄ったりしていたので、花の傍にブーツを並べて置いていたのですが、
それを見てアレンジャーの渡邊さんは「身投げする人みたいだよ…」と
可笑しそうに笑われていました。

今回も花かごを用意しましたが、渡邊さんは「傍に靴がないだけマシだね」とポツリと仰いました。
我家にも花が満開です。女神まつりでいただいたお花たちもまだまだ元気!
ずっと見ていても飽きないんですよね。幸せだ〜。

近頃の私は「だんごより花」なのです。



10/23「レコーディング」

水島裕さんが作られた歌を唄わせていただくことになり、きょう全ての録音が終わりました。
水島先生はお医者様でいらっしゃいます。
ご多忙な中、どうしてあんなにたくさんの曲が書けるのだろう…と不思議に思うくらい、
パワフルで才能豊かな紳士です。
きっと先生は作曲を活力の源にされていらっしゃるのでしょうね。

全部で13曲。実に様々な曲想で成り立っているアルバムが完成しそうです。
ウィンナワルツ風、シャンソン風、タンゴ風、叙情歌風…。おもしろかったです。
音友ホールでのレコーディングは大変でしたけれど(ヘッドホンなしの録音を初めて体験。
心細い私は音声さんの笑顔が励みでした)、プロデューサーの明比さんの適切なアドバイスのおかげで
無事に録り終えることができました。

素晴らしい編曲者の三浦真理さんを初め、弦・管のアレンジをしてくださった渡邊匠さん、
そして大好きな大好きなピアニストの豊島裕子さん、もとウィーンフィルのヴァイオリニストでもある
エルンスト・レスターさん、温かい音色で皆をしびれさせた、チェロの間瀬さん、
アルトの音色も最高に美しい、フルートの松田裕子さん、格式高く、
それでいて大らかな音色のオーボエ・姫野徹さん、ノリにノッているアコーディオンの
桑山哲也さんたちの感性が大爆発なのでありました!
もちろんアーティスト・Dr.水島の感性があってこそ、ですけれど。

補作詞を、私がもっとも信頼している言葉の魔術師・川上順子さんにも若干助けていただきました。
前の私のアルバムとは、また少し感じの違う仕上がりになるのではないか、と思います。
どうぞお楽しみに…。
鶴本さん、お疲れさまでした。お弁当、おいしかった〜。
打ち上げで飲みましょうね!



10/14「女神まつり」

聴きにいらしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
両日共いらしてくだっさった方、感謝感謝です。
いらしたのに場所がよくわからなかった方々、ごめんなさい。
お目にかかれなくて残念でした。

しかし、昨日・きょうと自由が丘はどこへ行っても「人、人、人…」でしたね。
そして、どこに行っても「音楽、音楽、音楽…」。なんて素敵な街なんでしょう。
ジャズ、シャンソン、タンゴ、フラメンコ、ハワイアン、ボサノバ、ロック、和太鼓など
至るところ音で溢れていました。
でも、もしかしたら一番人気があったのは「アンパンマン・ショー」だったかも???

お天気に恵まれたのは良かったけれど、真昼のステージは日焼けしそうで怖かったです。
個人的には、深江ゆかさんのステージを見れなかった(聴けなかった)のが残念でした。
自由が丘はしょっちゅうお祭りをしているので、是非一度いらしてみてくださいね。
もちろん、お祭りがなくても!



10/4「オルケスタ・ティピカ・パンパ」

タンゴのコンサート「西塔祐三とオルケスタ・ティピカ・パンパ」が近付いた。
2年ほど祐三さんのもとでタンゴを勉強させていただいているけれど、やっぱりとても難しい。
昨日は祐三さんの奥様でもいらっしゃるスペイン語の先生、玖美子さんのレッスンを受け、
その後祐三さんにみっちりしごかれたのでありました。
3時間弱、祐三さん宅で過ごしたけれど、帰る頃には魂が全部抜けてしまったよう。
タンゴは魂で感じるものだとつくづく思う。

今回のパンパは総勢11名のオケ&あみ。半分は若手です。
メンバーをざっと紹介すると…。
まずバンドネオン(この楽器はもともとはドイツの楽器。今ではアルゼンチンの代表選手だけど)
の4名。

バンドマスターの西塔祐三さん。祐三さんはやっぱりスゴイ!のひと言。
若手のメンバーは皆憧れています。魚とお馬さまが好きな祐三さん(意味わかるかしら)。
それから斎藤さん、中西さん。このお二人は大学の頃から祐三さんに指導を受けている秘蔵っ子。
中西さんはパンパのHPも作ってくれています。頼りになるお兄さん的存在。
紅一点はゆきえちゃん。
今年音大のピアノ科を出たばかりのゆきえちゃんは、今をときめく小松亮太さんのもとでも
がんばっています。バンドネオンを弾いている姿があまりに美しくて、スカウトしてしまいました。

お次はヴァイオリンの4名。
まずはベテラン!家野さん。同じ岡山出身でもあります。家野さんの唸りは最高です。
それから金剛さん。実に楽しそうに奏でるお姿に、初めは度胆を抜かれました。
辛口だけど、いいアドバイスしてくださるんです。
家野さんも金剛さんも若手を育てようと一生懸命面倒をみてくださいます。
残りはうら若き女性2人、ゆきちゃんとあきちゃん。
ゆきちゃんとはブラジル音楽を通じて出会い、そのままタンゴの世界にも引きずり込んでしまいました。
パンパに入ってから、ゆきちゃんのヴァイオリンはものすごい変化。とにかく勉強してます。
あ、ブラジルのショーロも素敵です。
あきちゃんはアメリカに留学していたそうです。ゆきちゃんが声をかけてタンゴの世界に。
普段はすっとぼけたキャラだけど、弾いてる姿は別人のよう?

ウッドベースはベテランの大村さんと新進気鋭の田邊さん。
大村さんはいつもニコニコ、皆を和ませてくださってます。陽気なラテン気質。
田邊さんは数年前に大学を出たばかり…とは思えない落ち着きぶり。
ベースの斎藤順さんの紹介でパンパに。これがなかなかの音なんであります。とにかくいい!です。

残るはピアノですが、いつもは2人ピアニストが出ていたのですが、今回お一人(裕子さん)は
腱鞘炎の為、休演。残念ですね。
で、全部引き受けることになったのが、ゆみちゃん。ゆみちゃんは同じ大学の出身です。
あきちゃんのように、普段はホゲホゲ〜の雰囲気を醸し出しているのですが、ピアノは鋭い!
気の強い音を出します。私は彼女の音にいつも「ときめき」を感じます。大好きなんです。

以上タンゴ狂のメンバー紹介でした。
ちなみに司会進行は玖美子さんです。
玖美子先生のレッスンは厳しいです。何度も何度も詩を朗読することから始まります。
アルゼンチン・タンゴはスペイン語が命なんですって。タンゴに関する資料は半端じゃないです。
(3月まで某大学で教鞭をとっていらっしゃいました)
「パンパ」はダリエンソ・スタイルの古典ものを中心に取り上げています。
ハギレがよくて、気持ちいいですよ。

タンゴがお好きな方も、聴いたことがない方も是非、お出かけくださいね。