9/11「強さは優しさの…」

1年前のきょうはオフの日だった。
家で何気なくTVを観ていたら、飛行機がビルに…。
一瞬、TVのアナウンサーも私も何が起こったのかわからず、私は「今の何?」と声に出していた。

「NYのテロから1年が経ったんだ…」今夜仕事を終えて我家に戻ってから、改めて実感。
TVでは深夜の今もテロ事件を追ったドキュメントを流している。
胸が締めつけられるとは、こういうことを言うのだろう。
「悲しい」とか「悔しい」とかいう涙ではないだろうけれど、何だか切なくてたまらない。
涙が止まらなかった。遺族の方たちの哀しみが癒える日はくるんだろうか。
でも…。よく考えたら、TVではNYの哀しみだけに焦点を合わせているように見えるけれど、
テロリストたちの母国でも同じやるせなさを感じている遺族の方たちが存在するんだよね…。
罪のない犠牲者はいったいどれくらいいるんだろう。

「銃を持った人は、ついその銃を使ってしまう」とこの前、何かで読んだ。
だからアメリカのポリスでも、なるべく銃を身につけないでパトロールする人がいるんだって。
武器を使って終わらせてしまうのは、きっととても簡単なことなんだね。
それくらい人間は弱い生き物なんだね。
だけど、弱いからって開き直るんじゃなくて、やっぱりまじめに向き合わなくちゃな、と思う。
「目には目を」じゃ何の解決にもならないもの。
ひとりひとりが一番大切な何かを心の中に抱いていれば(それは多分ちっちゃなことなんだろうけれど)
驚くほどすんなりと「笑顔」の輪が広がっていくんじゃないかなあ。
夢物語ではないよね。意識の改革で絶対変わるよね。

人間として、女性として、歌手として…もっともっと強くありたいと思う。
強さは優しさの土台になると思う。
きょう一日を平和に過ごせたことへ感謝すると同時に、
犠牲になったたくさんの方たちの御冥福をお祈り致します。
遺族の方たちが流した涙が、どうか無駄になりませんように…。

Imagine all the people living life in peace.



9/9「天からの授りもん」

新大阪までJRで行って、それから地下鉄に乗換え「千里中央」へ。
私は大阪の街は初めて。
行くまで緊張していたけれど(どういう訳か外国のような気がしていました)、結構居心地よさそう。
もっともあちこち行った訳ではないので、今の段階では大阪は語れませんが。

千里中央からタクシーに乗って、とある小料理屋(?)へ…。
そのお店の名前は「てんからもん」と言います。
理恵子嬢のお父さまのお店なのです。
理恵子嬢の妹さんご夫婦や、お店の常連さんたち、そして大阪にいる友人ぜいちゃんも含めて
ワイワイガヤガヤ。賑やかなこと、にぎやかなこと。
イメージ通りの「これぞ大阪!」状態。井畑のおばちゃんパワー炸裂。
そして特筆すべきは、何と言ってもお父さまのお料理のおいしいこと!
我家の近所にも、こんなお店があったらいいのになあ…と思わずにはいられませんでした。
冷やした茶わん蒸しに入っていた「松茸」のいい香に、皆が酔いしれていたら
妹さんのご主人がひとこと。
「椎茸だと思ってた」…大ブーイングでした(笑)。
オムライスも最高だったなあ。今まで味わったことのないようなオムライス。
うまく表現できない私を許してください。(私は「くいしん坊バンザイ!」には出られないね。)
量も半端じゃありません。
でも、調子に乗って食べ過ぎた私はその夜、3時まで眠れず、ホテルで唸っていたのでした。

「てんからもん」というのは鹿児島(だったかな)の焼酎の名前で
「天からの授りもん」という意味だそうです。ステキ。

観光は一切できなかったけれど、関西の印象は花マルでした。
翌日、岡山の実家へ(新大阪で豚まん買いそびれちゃった)。
つい先日89歳になった祖父と、やはり81歳になったばかりの祖母とが嬉しそうに迎えてくれました。
おばあちゃん子の私にとっては二人の笑顔が何よりの宝。
私よりも長生きしてほしいものです。
それから、どんどん態度がデカくなる妹のハッピー(注:ブルドッグ)も
うらめしそうに迎えてくれました。
段々ハッピーに似てきた、と言われる今日この頃。複雑な女心であります。

時計草の下でコオロギが秋を告げていた岡山でした。



9/9「神戸の奈緒美ちゃん」

毎年お盆には実家に帰っていたのだけれど、今年の夏は旅に出かけたので帰れず…。
なので、この週末を利用して祖父母に会いに帰ってきましたー。
ちょうど土曜日に神戸の村山奈緒美ちゃんのコンサートがあったので、
それに合わせての帰省となりました。

奈緒美ちゃんのファースト・コンサートはとても楽しめました。
500名収容できるホールが超満員!すごいなあ。
奈緒美ちゃんの先生「風かおる」さんにもまたお目にかかれて
(神戸のパリ祭でご一緒させていただきました)、一緒に行った仲間みんなが
ちょっぴりハッピーな気分。

奈緒美ちゃん、何故か慣れない東京弁(?)でずっとMCを。
関西弁でよかったのにね、とは高木椋太さんの言。あがってたんかなあ。
奈緒美ちゃんの10年がいっぱい詰まっていた温かいコンサートでした。お疲れさまー。
打ち上げはポートピアホテルの30Fで。
生演奏が流れるラウンジから見える美しい夜景。
外では花火まで上がって、な〜んてロマンティックなの〜!ため息ものでした。
遠くの山に「KOBE2002」という文字と神戸のマークが浮かび上がってました。
神戸のマークが最初わからず、山本理恵子嬢は「イカ?」と言い、
私は「親知らず?」と言い大ひんしゅく。
私はこれでも垂水で生まれたんですけどねえ。神戸の皆さま、ごめんなさい。

打ち上げの帰り、三宮駅で荷物を入れたコインロッカーの在り処がわからなくなり、
阪急の駅員さんについてきてもらった私。
おまけに理恵子嬢たちを待たせてあったJRの改札口に連れていってもらいました。
三宮って広いんだもーん。一人だったら20分はうろうろしたことでしょう。
あの駅員さん、お名前を聞かなかったけれど、何ていい方だったのでしょう。
「今度いらした時は阪急もご利用くださいね」
としっかり宣伝もされて、愛社精神ですわね、素晴しい。
もちろん、絶対乗りますね、駅員さん。ありがとうございました。

さて、我々一行はそれから大阪へと向かうのでありました。続きはパート2で。