北海道の「長沼あいす」が出している、
ながぬま カチョカバロ
…という、へんてこな名前のチーズを
新千歳空港で見つけて
買ってみたの。
これが、激ウマ!
フライパンで、ちょっとあっためて食べると
美味しい、と書いてあったのだけど、
きょう、ミニシャンパンのおつまみとして
試してみました♪
やだ、どうしよう…
と思うくらい美味しいです。
☆☆☆
さて…
遅くなりましたが、
まずは、北海道・温泉一人旅のことを
書いてみようかな。
☆☆☆
出かけたのは、十勝岳。
かねてから、行きたいと思っていた
「凌雲閣(りょううんかく)」という温泉宿。
ただ、苫小牧からは遠いので、
日帰りってワケにもいかず…。
(片道5時間)
オフの日曜を使って、
プチ(…って距離じゃないか…?)旅行♪
☆☆☆
あんまり楽しみにし過ぎていたからか…
一睡もできず…
さほど「眠たい」とも感じずにホテルを出発。
(遊びだから…か!?)
前夜までと打って変わっての
雪景色。
一夜で、こんなに違うのね…と感心しながら
タクシーで駅まで。
日曜・朝8時の苫小牧駅は、
駅弁も売ってなくて
(鮭弁当を買おうと楽しみにしていたんだけどな)
ちょっとザンネン。
☆☆☆
まずは、室蘭本線で岩見沢まで。
ただひたすら、雪景色の中を
ほとんど人が乗っていない
一両編成のワンマンカーで走る。
乗り継ぎ時間3分で、岩見沢から
オホーツク3号(特急)に。
ちょっと感激したのは、
トイレにヒーターがあったこと。
あんまり感心したので、
思わず写真を撮ったのだけど、
トイレ写真載せるのも何なので、
やめときます… @_@
いや、さすが網走まで向かう特急なだけあります。
いつか、これで網走まで行ってみたいなぁ。
☆☆☆
旭川で途中下車。
ややっ。
北海道の中で、一番寒いだけあります。
大雪であります。
タクシーに乗って、上川神社へ☆
(美味しいラーメン屋情報を、ゲット!)
上川神社は、アイヌの神様の遊び場…と
言われているそうですが、
雪が深かったからだと思うけれど、
とにかく神秘的。
立ち尽くして、しばし
見惚れる佇まい。
隣接する神楽岡公園の
美しさといったら…。
涙が出そうなくらいですよ。
(手舎屋は、水が凍っている為、
使えませんでした)
☆☆☆
雪に埋もれて動けなくなってしまうほどの
時間を、じいっと待って、
やっとの思いでタクシーに。
旭川ラーメン食べて、
あったまるのだ!
運転手さん、イチ押しの
「梅光軒」へ、直行。
おおっ。
行列ができてる!
店員さんの動きのリズミカルなこと…
見ていて、とても楽しかったです ^-^
踊ってるみたいなんだもの。
(ぎこちない店員さんも、いたけど…)
お味、量共に、
120点☆☆☆
ここは、ほんとにおススメです♪
☆☆☆
腹ごしらえできたので、
いざ、十勝岳へ!
富良野線で上富良野まで。
(またもや、一両編成)
夏に訪れた時は、
なだらかな丘陵に、ラベンダーをはじめとする
色とりどりの花たちが
迎えてくれたけど、
今回は、一面の雪、雪、雪…☆
やっぱり、北海道は冬が好きかも。
☆☆☆
上富良野の駅の待合室には、
大きなストーブがあった。
なんか、北国に来たって感じがして、
いいぞ!
ここから、『凌雲閣』までは、
町営のバスで45分かけて行くのだけれど、
バスの時間まで、2時間近くあったので、
タクシーで、気になっていた
『フラヌイ温泉』の日帰り温泉に。
ここの温泉は、世界的にも珍しい
炭酸水素塩泉。
源泉の温度は、31℃ほど。
入る時は、冷たくてビビりますが、
入っていると、なんとなく慣れます。
ただ、真冬に入るには
ちょっと寒過ぎますね。
で、加温してある方の湯船に入って、
のぼせる頃に、また源泉に入って…
という入り方をすれば、バッチリ ^-^
源泉に入ると、体中の産毛に
気泡がくっついて、樹氷になった気分を
味わえます!?
ポコポコ身体をくすぐるお湯…
不思議な体験をしました。
(ほんとにくすぐったいんですよ〜)
☆☆☆
ここの職員の方たちの温かさに、
ジーンときました。
是非、訪れてみてくださいね。
職員の方が、表で一緒にバスを待ってくださって、
(手を上げれば、バス亭がなくても
停まってくれるんです)
無事に乗車。
乗ってみて、びっくり。
乗客は、私一人!
貸切だ〜。
☆☆☆
運転手さんが、ず〜っとお話を聞かせてくださいました。
何でも、普段はお米作りをなさっていらっしゃるのだとか…。
「北海道にお米があるんですか?」
と、無知な私に、
「米も野菜も、北国のものに限りますよ!
害虫が少ないから、その分、農薬も少なくて済むんだよ〜。」
と、教えてくださいました。
「きらら397」「おぼろづき」「ななつぼし」
という、北海道のブランド米があるのですって。
「こしひかりより美味い!」
と断言なさってました。
「うちに来れば、食べさせてあげられるのにな〜」
と、運転手さん。
食べさせてもらいたかったです〜♪
☆☆☆
十勝岳に登るにつれ、
どんどん吹雪いてきます。
あっという間に、辺りは闇に包まれて、
真っ暗。
途中で、スキー客(海外からのお客さま)が乗車。
どうやら、『凌雲閣』の宿泊者らしいです。
私の他にも、宿泊者がいたんだ〜…と
ちょっと嬉しくなりました。
なんたって、標高1,280mに位置する宿。
(北海道の温泉の中では、
一番、高い位置にあるのですって)
表は吹雪いてるし、泊まり客が一人だったら、
何とも心細くありません???
☆☆☆
着いてすぐに温泉に!
お湯は、ミルクティー色。
コーヒー牛乳ではなく、ミルクティー色。
この違い…微妙なんだけど…
わかるかなぁ。
露天を楽しみにしていたのだけど、
扉を開けるので、ひと苦労!
表から雪が吹き付けているので、
ドアが凍って、なかなか開かないんです。
「えいやっ」
とばかりに力まかせにドアを開けたら、
上から、 ドサドサッ と
雪が落っこちてきました @_@
露天までの岩の上には、雪がこんもり積もっていて、
表に出ることをためらってしまいました。
夕食までに、あまり時間がなかったので、
また後から挑戦することにしよう…と
その場は退散。
☆☆☆
夕食の部屋に、さきほどのスキー客はいなくて、
男性のお客様が一人だけ、先に食事をなさってました。
ふむふむ。
きょうは、私を含めて
5名なんだな…。
どうしようかな…と、一瞬迷ったけれど、
日本酒を1本お願いして、
一人晩酌☆
テレビも何もなく、
なんとな〜く間がもたない。
食事部屋に二人しかいないのに、
ひとことも交わさずに食事をしていることの
異様な感じったら…。
それで、おもいきって
話しかけてみることにしたのであります。
☆☆☆
お話してみたら、
その方も、東京から
温泉の為に旅行にいらしてたので、
温泉話で盛り上がりました ^-^
ここでは「とりさん」という名前にしておきましょうか。
その理由は、後ほど… ^-^
「とりさん」は、
北海道が大好きだそうで、
毎年のように、温泉旅行をなさってるのですって。
☆☆☆
食事の後は、ホロ酔いでお部屋に。
お風呂に入りに行くつもりが、
前日寝ていなかったこともあって、
不覚にも、うたた寝!
目が覚めたら、0時。
4時間以上も寝てたら、うたた寝とは言わないか…???
慌てて、お風呂に。
さ〜、入るぞ〜!…と
ガラッとドアを開けたら…
清掃時間帯だったらしく、
湯船に、な〜んもない…。
これは、ハッキリ言って
かなりショックでした。
しかも、恥ずかしかったです。
浴衣を着直して、
すごすごと部屋に戻った、マヌケな私。
☆☆☆
元々、「雄大な十勝岳の朝陽を見ながら、
露天に入る!」のが目的だった、
今回の旅。
ところが、翌朝…
夕べより、更に吹雪いてました。
部屋の中にいて、
ビュービューと、風の唸り声が
聴こえるのです。
怖いくらいです。
☆☆☆
でも。
露天に入ったのさぁ。
もう、こうなったら根性です。
死ぬかと思いました。
寒くて。
「ゆ…雄大だぁ…ひゃ〜、死ぬ〜、寒い〜〜〜、
助けて〜」
と、一人でブツブツ言いながら、
吹雪の影響で冷えきったお湯に浸かりながら、
証拠写真!
カメラを構えている手が、
一瞬でかじかむ寒さです。
堪能できたような、
できなかったような…。
☆☆☆
凍えそうでしたけどね…
行って良かったなぁ、と思いましたよ。
今度は、吹雪いてない季節を
選んだ方がいいかもしれないですけど。
(朝陽、見たかった〜)
凌雲閣のワンちゃん。
ご主人が病気で入院なさった時、
1週間、行方不明になったのですって。
見つかったのは、何と、「層雲峡」!
そこまで捜しに…!?
「愛」だわ…。
☆☆☆
すっかりお友達になった「とりさん」と、
バスで下山。
(バスは、一日に3往復しか便がありません)
そのまま、旭川までご一緒。
途中、ず〜っと温泉話!
いや〜、私なんかよりずっと詳しくていらっしゃる。
次回の一人旅の参考になりました ^-^
で、何で「とりさん」とお呼びするかと言うと…
「とりさん」は、温泉旅行に必ず、
某保険会社のマスコットである、アヒルちゃんを
レポーターとして連れてらして、
(会社の女子社員の方のアイディアだそう ^-^)
そのアヒルちゃんを「とりさん」と命名。
これが可愛いんですよ〜。
いいな〜。
私も、旅の共を見つけようかなぁ。
一昨年もらった、カピバラさんを
今度連れてこようかな…なんて、
考えちゃいました。
☆☆☆
乗り換えの旭川で、一旦下車して、
「とりさん」を、前日訪れた「梅光軒」に
お連れして、またもやラーメン!
前日は、みそ味。
その日は、塩味にしてみました。
どちらも美味ですよ〜。
☆☆☆
「とりさん」とは、そこでお別れ。
またお会いできるといいですね〜 ^-^
で、私は駅の売店で
「ふらのプリン」を購入して、
帰路に着いたのでありました。
帰りは、ずっと歌詞作りに没頭。
☆☆☆
そんなワケで、今回は、
食事が淋しくなかった一人旅でした。
「とりさん」もきっと、
すでに次の温泉旅行の計画を立てていらっしゃることでしょうが、
私も、あれこれ考え中です。
皆さんの、おススメ温泉も
教えてくださいね♪